友人の家からの帰り道、畑道で丹頂家族と出会った。
カメラを持っていたので、クルマを停めて、
コンニチハ。と挨拶をしながら、ゆっくりと近付いて行った。
距離が10mを切ると、離れた畑に居た父親の鶴が、
子供との間に入って来て、近付くな。と羽を広げる。
子供も父親の真似をするのが、かわいい。
親鳥の足には、ナンバープレートが光っていた。
やっぱりな。とオレは複雑な気持ちになった。
調べると、1年前の調査では、釧路756羽。十勝で209羽。
全道では1086羽が確認された。とNEWS記事があった。
この頃ではめったにオレも郊外へは行かないけれど、
行く度によく丹頂家族を見掛ける。
あそこと、あそこと、あそこにも。
それぞれの家族は、2羽の子育てをしていた。
そして父親の鶴は、母と子からちょっと離れて見守っている。
それも同じパターンだ。
べつに驚かしている訳ではないけれど、近付いて手を振ると、
畑に土煙を残して助走して、丹頂家族は飛行し始めた。
そしてスグに別のところに着地した。
羽根を拡げるとその幅は、2メートル以上はありそうだ。
父親鶴は、最後までオレから目線を逸らさないのは、流石と思った。